作品ギャラリー最終更新 2024年9月25日

秋スケッチの注意点。西日対策から寒さへの対処まで

秋ってスケッチに最高のシーズンですよね。でも、季節が急激に変わっていきますので、色々と注意した方がいい点もあります。

今日はそんな秋スケッチならではポイントをご紹介したいと思います。

※stand.fm「風景スケッチの世界へようこそ!」第1回目放送より

目次

眩しすぎる西日はサングラスでガード

私自身スケッチしていてよく感じるのは、西日がきついことですね。

ひとまず対策として、サングラスですね。持ってる方はぜひ持参してください。この時期本当に逆光きついです(冬に入るとさらにギラつくけれど)。

私も度入りのサングラスを持っています。あまり黒黒としたサングラスだとスケッチしにくいので、少し明るめのレンズを選びました。レンズとフレームを別々に選んで、1万円くらいで作れました。

これなしだともうまぶしくて、太陽を背中にして順光で描ける位置を探すか、そのままスケッチを諦めて場所を変えることもあるくらいです。

日焼け止めも、ちょっと気になる方は持った方がいいんじゃないかなと思います。

熱中症にもまだ警戒が必要

それから2点目ですね、 帽子を持参しましょう。西日がきついということは、まだまだ直射日光はきついという証でもあります。

この前テレビで「東京が11月に27度もあって珍しい」と放送されているのを見ました。今年はもしかしたら、異常気象なのかもしれません。

スケッチしているのがが日当たり良好な場所だったりすると、熱中症のリスクも当然あります。

ぜひ帽子持っていってください。特に旅スケッチでは必須です。私も経験あるのですけれど、旅先で熱中症になって看病してくれる人もいないという状態、本当に悲惨です。

福岡で熱中症になった時、5mも満足に歩けない状態になりました。

せっかくお金をかけてロープウェイに乗ったものの、わずか数百メーター先の展望台にたどり着けずギブアップ。帰りの便が来るまでベンチの上で死んでました……。

秋だからもう大丈夫と過信せずに、十分気を付けた方がいいと思います。

予想以上に日没が早まっている

最近良く感じるのですけれど、想像以上に日没が早くなっています。

これまではまだ日がきついというなお話でしたが、一方で「やっぱり秋だな」という場面もあります。

この前も4時半ぐらいまでまだスケッチできるかなと出かけてみたら、もうとんでもない。4時過ぎには暗がりが出てきてアウトですね。

日没が早いということは。私みたいに休みの日はだらだら1時過ぎまで家にいる人間にとっては、スケッチできる時間が相当減るという意味になります。

秋から冬にかけて。午後のスケッチは時間配分を考えて動かないと、未完成のリスクがかなり上がると思います。

そういえば。私は冬に野外スケッチを始めたのですけれど、あの頃は仕事終わりの夕方によく花壇の花描いていました。

今でも遅筆ですが当時はさらに遅かったので、途中で真っ暗になってスケッチ終了というのが日常茶飯事でした(^^ゞ

冬の寒さが忍び寄ってくる

ほんと今年の天気はおかしくて、10月、11月になっても25度以上になる日もちらほらあります。

一方でこの投稿をしている日のように。14度ぐらいしかないという日もあって、寒暖差がすごい激しいですね。

今まだ外で3、40分描いてる分には平気なんですけれど、1時間超えてくるとさすがにもう寒いです。

上着は普段着ているものより、ワンランク上のものを持参したほう方が野外スケッチの時は安全だと思います。

私は仕事の関係上、日が出てる時間帯ってあまり外に出なかったりします。

毎日そんな感じなので、休みの日に数日ぶりでスケッチに出かけたりすると、「あれ。なんか日向なのに寒くなってきたぞ」みたいな経験を毎年この時期によくします。

それでも「まだやれる、まだ大丈夫」と描くわけなんですけど、この「大丈夫」の一線を見誤って、結局年に1度ぐらい風邪をひいています。


特に公園のベンチですね。もうずっと座っているとお尻が冷たくて、体の芯から冷えてしまいます。

対策としては、100円ショップとかアウトドアショップにある三つでゴムで留めたるクッション。意外と温かいんですよ。持っているとなかなか便利です。

ひざ掛けを持っていこうと考える方もいるかもしれません。私も一度室内で使ってるものを持っていったことがありますが、かえって冷気をはらんでしまって、 あんまり暖かくなかったということがありました。

もし持っていくんだったら、アウトドア用や発音素材のものとか、何か一工夫あるものだといいかもしれないですね。

冬の始まりに備えて

1番凍える指先を保護しよう

そして11月の終わりに近づくと、今度はね、1番スケッチに肝心な指先が凍り始めます。

私はいつもスケッチに万年筆を使ってますので、指先だけ外せるタイプの手袋を使っています。
まそれでもね、遠出指先剥き出しなので、やっぱり寒いです。

それでも毎年真冬でもよく外で描いてきたなと自分でも感心してるのですけれど、今年こそ充電式の発熱手袋が欲しいなと考えてたりします。

そもそも、寒い冬の間は野外スケッチを休めばいいのだと思います。でも 今の日本って暑さの方が異常じゃないですか。

熱中症のリスクを避けようとすると、真夏はもう休むしかなくて。じゃあその分冬に描こうとなってしまうんですよね。

野外スケッチで冷えたら、あったかスポットへゴー!

これからのスケッチは寒さが大敵になるわけですが、もし凍えてしまってもすぐに温めれば風邪をひかずに済むケースが多いです。

そんな時に役立つのかくスポット。ホットドリンクを飲んでゆっくり休憩できる場所ですね。

以前近所の都立光が丘公園でスケッチしていて、冷え切ってしまった時。近くにあった「ゴンチャ」というミルクティー屋さんの飲み物が熱々でとても助かったことがあります。

温かいものって、わざわざお店まで行かなくても、自販機でも今買えるじゃないですか。

でも冷たい体を温めるには今1つ熱さが足らなかったり、最初は温かくても外気でも急速に冷めていってしまいます。あまりカイロとして長持ちしない。

ところがこのゴンチャのミルクティーやホットチョコレートは、そんじょそこらのホットドリンクより熱々なんです。鍋で沸騰させてそのままのグツグツ状態で容器に入れました、ぐらいの温かさで出てきます。

ここまで熱いものを飲むと、さすがに長時間外にいて冷え切った体でもちゃんと温まることができます。

どんどん寒くなっていく秋の野外スケッチでは、近くに温まれるお店がないか事前にチェックされておくといざという時役立つと思います。

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