スケッチスポットについて
明治天皇やその時代の出来事にまつわる名画を所蔵。神宮外苑のイチョウ並木を進んでいくと、絵画館の立派な建物が見えてきます。
近隣には国立競技場、明治神宮野球場など。見栄えの良い大きな箱物も多数あり。散歩スケッチ向きのエリアだと思います。
スケッチの動機
都民なのに。「かの有名なイチョウ並木を一度も見たことがないな」、と出かけてきたのがきっかけです。
本当はイチョウ並木を描くつもりでいましたが、紅葉シーズンで平日でも人がいっぱい。そのままイチョウ並木をぶらついていたところ、洋館のような造りの絵画館を発見しました。
実は洋館って。東京住まいでもめったにお目にかかれないモチーフだったりします。有楽町のような都心に出るか、隣県の横浜まで行かないとスケッチできません。
おお~! 久しぶりの洋館だ。これは描くっきゃないよね、とスケッチを始めました。
スケッチのポイント
難易度:★★★★
細かく目地まで描き込むとなると、現地での完成は難しい。野外では外形の完成を目指し、仕上げは家で。
スケッチする際の立ち位置
正面にベンチあり。座って作業できるので体が楽。ただし、学校が終わる時間帯になると近所の運動部がこの絵画館の前で集団ストレッチ(?)を始めるので注意。
人の目:普通。ベンチに座って描いていれば、覗かれる心配はほとんどない。
興味深い点
洋館独特のレンガ目地を描き込んでいくのは楽しい。メインで使うものより細い万年筆やミリペンがあると便利。
注意したい点
上部のドーム形状は、下書きを入れてしっかり形を決めたい。もし建物の大きさを表現したいなら、人物を入れたほうがいい。
食料調達難易度:★★★★
絵画館のあるエリアは大きな公園。イチョウ並木にわずかな飲食店があるくらい(※紅葉シーズンはそこも激混み)。
観光地エリアで物価も高いことから、あらかじめ持参がおすすめ。公園なので、座って食べる場所は見つけやすい。
今回のスケッチの感想
イチョウシーズンは人物スケッチの練習に最適
こちらが名物のイチョウ並木です。東京の紅葉スポットと言えば、必ずベスト3にはランクインします。
訪問したのは、近所の紅葉も終わりかけの頃。やっぱり神宮の方もだいぶ散ってますね。
でもすごい人。これならイチョウを描くより、人を描く方がだんぜんおもしろそう。
イチョウと一緒に自撮りしている人、童心にかえって落ち葉遊びしている人、老人ホームからの団体など、非日常を楽しんでいる人たちの方がスケッチのテーマとしては魅力的な気がします。
ちょうどいい具合にみなさんウキウキなので、少しじっくりスケッチしても気づかれずにすみそうです。最近流行りの「カフェスケッチ」の練習にもよさそう。
イチョウ祭りで絶品五平餅に出会う
紅葉シーズンということで、公園ではイチョウ祭りを開催中。
並木道から横に入ったスペースで屋台の出店がありました。
あっ……五平餅やん! 私の好きなやつ!
しかも祭り会場なのに、350円と良心的な価格。
うーん、食後1.時間経っていないし。おやつはスケッチしてから、温かいカフェでと考えていたけれど……。はるばる新潟から出店してきたというこのお店とは、きっと今を逃したらもう出会えない。
もちろんおいしくいただきました(*^^*)
物価高のご時世で、ふわふわの五平餅がたったの350円だなんて。このお店、毎年イチョウ祭りに来ているのかな。来年も来るなら、絶対また食べに来たい。
スケッチの経過
たまにはとビューファインダーを使って、構図を決めてみました(※ビューファインダーについてはまた後日)。
寒くなってきたのと、運動部員の出現によりスケッチ終了。あとは家で仕上げました。
アクセス
住所:東京都新宿区霞ヶ丘町1−1(明治神宮外苑内)
交通:JR中央線・総武線信濃町駅/都営大江戸線国立競技場 各駅より徒歩5分(※イチョウ並木を抜けて来るなら、銀座線:外苑前から徒歩17分)
スケッチ可能な時間帯:おそらく24時間可(※夜間でも公園に入れるようです。ただ、一部入り口は閉ざされるなどあるかもしれません。絵画館の見学可能時間は公式サイトを参考にしてください)
一緒に回れるスケッチスポット
国立競技場
絵画館から徒歩5分ほど。東京オリンピックのメイン会場として使われていた、スケールの大きい競技場。そばを歩いているだけで圧倒されます。
「全体を描くのは不可能だから、部分を描くとして。どこを描くのが1番それらしい絵になるだろう?」
そんなことを考えながら、競技場のまわりをぐるっとまわって帰路につきました。
もしかすると、オリンピックの負の遺産なのかもしれないけれど。それならせめてスケッチのお題に活用して元手をとらないと^^;
いつも何かしらの飲食店が出店しています。スケッチ前後の補給スポットとしても活用可。
イチョウ並木
絵画館から、南にある外苑駅に向かってイチョウ並木が続いています。
都民が紅葉を見に行こうと思ったら、真っ先に頭へ浮かぶスポットのひとつ。シーズン中はイチョウ祭りも開催されるので、観光気分でのぞくと楽しい。
ただ人が多いで、並木全体をスケッチするには邪魔にならない場所取りは困難。どうしても野外で描くなら、脇から一部だけ描く、人物スケッチを中心にするなど。スケッチのやり方にひと工夫が必要。
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